目次
はじめに
シワのない、ハリのある肌を手に入れることは、多くの女性の願いです。
しかし、年齢とともに肌の老化は避けられません。そこで登場するのが、レチノールを配合した美容液です。
本日は、日本を代表する化粧品ブランド、資生堂のレチノール配合美容液について詳しく解説していきます。
レチノールとは?
まずはレチノールについてお話します。
レチノールとは、ビタミンAの一種で、肌の再生を促進する効果があります。
肌への効果
レチノールには以下のような肌への効果があります。
- ヒアルロン酸の生成を促進し、肌の水分量を増やす。
- 真皮のコラーゲン密度を高め、ハリを与える。
- 肌のターンオーバーを促進し、くすみや毛穴の目立たない肌に導く。
- シワやたるみを改善する。
デリケートな成分
一方で、レチノールは非常にデリケートな成分です。光や空気に触れると酸化し、効果が失われてしまいます。
そのため、製造過程や容器にも細かな配慮が必要となります。
また皮むけや赤み、乾燥などの反応が出やすい成分でもあります。使用には注意が必要です。
レチノール誘導体と純粋レチノールの違い
純粋レチノールは直接効果が高く、速やかにコラーゲンの生成を促しますが、光や空気に対して非常に不安定で、皮膚に刺激を与えやすいです。
そのため、使用には注意が必要です。
一方、レチノール誘導体は、肌に吸収された後にレチノールに変換されるため、効果は純粋レチノールよりも穏やかです。
誘導体は光や空気に対して安定しており、長期間の使用に適しています。
また、純粋レチノールよりも肌への刺激が少なく、敏感肌の人でも使用しやすいです。
これにより、長期的に穏やかな改善を求める場合に適しています。
肌の状態や使用目的に応じて、純粋レチノールとレチノール誘導体のどちらを選ぶかが重要です。
即効性と強い効果を求めるならレチノールを、低刺激で安定した効果を求めるならレチノール誘導体を選ぶのをおすすめします。
資生堂の純粋レチノール配合美容液
高い効果が科学的に証明された成分
資生堂の「純粋レチノール」は、エイジングケアにおいて特に効果的とされています。
この成分は、以下のような効果を持つことが科学的に証明されています。
- コラーゲン生成の促進:レチノールは皮膚の細胞に作用し、コラーゲンの生成を促進します。
これにより、肌のハリと弾力を改善し、シワの減少に寄与します 。 - ターンオーバーの促進:肌の新陳代謝を活発にし、古い角質を取り除きます。
これにより、肌の明るさと滑らかさが向上します 。
資生堂独自の安定化技術
レチノールは非常に不安定で、光や空気に触れると分解しやすいという課題があります。
しかし、資生堂は独自の技術を用いて、レチノールの安定化に成功しています。
- 高い安定性の維持:資生堂は、レチノールの安定性を保つ特殊な技術を開発し、高濃度の純粋レチノールを安定的に配合することができます。
- 効果の持続性:この安定化技術により、使用時にレチノールの効果が持続し、肌にしっかりと働きかけることが可能です 。
唯一の「シワ改善」効果の認可を受けた成分
資生堂の純粋レチノールは、厚生労働省によって「シワ改善」の効果が認められた成分です。
30年以上、140人以上の研究員が携わり、レチノール類の中で日本で唯一、シワ改善の医薬部外品・有効成分として認められた成分です。
日本香粧品学会が定めた目尻のシワグレード基準で8段階中、グレード4、5の改善効果が期待できる有効性が示されています。
資生堂 純粋レチノール入り化粧品一覧
エリクシール レチノパワーリンクルクリーム(目もと・口もと)
シワ改善に特化したクリーム。純粋レチノールを配合し、目元や口元のシワを目立たなくする効果があります。
エリクシール ホワイト エンリッチド リンクルホワイトクリーム(目もと・口もと)
シワ改善と美白効果を兼ね備えたクリーム。
純粋レチノール(薬用有効成分)と美白成分m-トラネキサム酸(薬用美白有効成分)を配合し、透明感のある肌を目指します。
SHISEIDO バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト5
(目もと、口もと)
シワと美白を同時にケアするクリーム。純粋レチノールに加えて、美白有効成分4MSK、m-トラネキサム酸を含む5つの有効成分が配合されています。
その他
クレ・ド・ポー ボーテ
セラムリッサーリッズS
ベネフィーク
レチノリフトジーニアス
リバイタル リンクルリフトAA
資生堂系として
イプサ
ターゲットエフェクト アドバンスト G などなど…。
詳細は資生堂・各ブランドのHPでご確認いただけます。
レチノール配合美容液の使い方
レチノール配合美容液は非常に高機能ですが、正しい使い方を心がける必要があります。
紫外線対策
レチノールは光に弱い成分なので、朝使用する際は紫外線カット効果のある化粧下地やファンデーションなどの使用が推奨されます。
また、外出時の日焼け止めの塗り直しも欠かせません。
肌なじみ
初めて使用する際や肌が敏感な場合は、徐々に使用回数を増やしていくことが肌なじみの良い使い方です。
1週間に1~2回から始め、肌の様子を見ながら回数を増やしていきましょう。
レチノールとビタミンCは併用できない
その理由
レチノールとビタミンCの併用が推奨されない理由は、両者の化学的特性の違いにあります。ビタミンC(アスコルビン酸)は酸性で、pHが低い環境で効果を発揮します。
一方、レチノールは中性から弱アルカリ性の環境を好みます。
これらの異なるpH環境が同時に存在すると、両成分の安定性が低下し、効果が減少する可能性があります。
また、ビタミンCは酸化しやすく、レチノールと一緒に使用すると互いに分解を促進し、肌への刺激が増えることもあります。
レチノールとビタミンCの併用したい場合
肌への刺激を最小限に抑えるためには、使用時間を分けることをおすすめします。
レチノールは光に敏感であり、夜間の使用が推奨される一方で、ビタミンCは朝の抗酸化ケアに最適です 。
朝: ビタミンCを使用します。ビタミンCは、日中に肌をフリーラジカルや紫外線から守る抗酸化作用があり、日焼け止めと併用することで効果がさらに高まります。
夜: レチノールを使用します。レチノールは、肌のターンオーバーを促進し、夜間の肌の再生プロセスをサポートします。
まとめ
資生堂は長年にわたる研究を通じて、レチノールを安定して化粧品に配合する技術を開発しました。
この技術により、純粋レチノールを効果的に肌に届け、シワ改善などの高い効果を実現しています
最近では、多くのメーカーがレチノール入りの化粧品を発売していますが、その価格や効果、安全性はさまざまです。
私自身も低価格のレチノール製品を試した際に、肌トラブルを経験したことがあります。
こうした経験から、レチノール商品を選ぶ際には、信頼性の高いメーカーや技術に基づいた製品を選ぶことが重要だと感じています。
エイジングケアに悩む方は、ぜひ一度資生堂の製品を試してみてはいかがでしょうか。
資生堂では、ブランドサイトやSNSアカウントを通じて、製品情報やスキンケアに関する様々な情報を発信しています。
最新のニュースリリースや企業情報もチェックできますので、興味のある方はアクセスしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます類